心をこめて葬儀や通夜でお別れしましょう

義父の通夜と葬儀を経験しました

葬儀・通夜というと、私の義父の悲しい通夜と葬儀がまず心に浮かびます。夕方に病院で息を引き取って、悲しむ間もなく葬儀屋を呼ぶように言われ、早々に病院を出されました。義父がさっきまでいた病室では、次の入院患者の準備が始まっており、入院予定の患者さんの家族が下見に・・・。義父が入院する時もそうだったのかもしれませんが、病院の素早くて事務的な対応になんともいえない気持ちになりました。

義父はしっかりした人で、一人残された母のことを思ったのか生前に自分で葬儀屋を決めていました。通夜までの間、少し日にちはありましたが、義父が亡くなってまだ数時間しか経っていないのに、「葬儀のコース」や「霊柩車の手配」「おしのぎの料理」「遺影の準備」等々を葬儀屋さんと一緒に淡々と決めていかなければなりませんでした。しかも義父の亡骸のすぐ横で。この時がものすごく辛かった。悲しむ間もないのか、と心が折れそうになりながら何とか通夜当日を迎えることとなりました。

まだ義父の死を実感できないまま通夜を終え、翌日の葬儀も終わりに近づき、いよいよ出棺という時のこと。突然母が棺に突っ伏して「あなたー!あなたー!」と聞いたこともないような大声で叫びながら泣き崩れました。初めて見る取り乱した母の様子に驚きましたが、その背中がとっても小さかったのを覚えています。つい先日義父の7回忌を済ませたばかりですが、辛かった通夜の準備、悲しい母の姿を見た葬儀のことは忘れられません。現在「終活」が流行っていますが、残された人の葬儀の負担を少なくする、という意味では有効なのではないかと思います。決して、残された人の悲しみがなくなるわけではありませんが・・・。

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